自分じゃなく 「仕組み」 に働かせよ
30代といえば、人生の方向性があるていど定まってくる時期で、職場では責任あるポジションを任されるころだと思います。
一般常識からすると、30代は働きざかりと呼ばれる世代で、あぶらがのった時期とも言われます。
また、家庭を築きはじめたりと、人間的にも落ちついてくる年代が30代ですね。
ところで先日、同級生200名グループが同窓会をやるとのことで参加しました。
驚くことに、そこではこれまたおかしなやり取りが繰り広げられていたのです。
「○○という上司が腹立つ」
「忙しくてヒマがない」
「独立して超忙しい」
「○○会社の支部長に昇格して忙しくしています」
「長時間低賃金だけど毎日がんばってます」
などなど。
近況報告しあう友人たちの日常は、どうやら忙し過ぎるようなのでした。
とはいえ、その不満だらけの日常は「自分が働かなくてはお金を稼げない状況」、
つまり会社の歯車になり、せっせと働かなくては生活不可能な人生を自分自身で選んでしまったからなのです。
過去に鬼ごっこやかくれんぼで一緒にワクワクしながら、楽しく遊んだ友人たち。
彼らは知らないうちに、勤め先の会社経営者(ビジネスオーナー)が所有する仕組みの、歯車の一部にされてしまったのです。
なかには会社経営者や自営業者として独立した友人も同窓会に顔をだしていましたが、自分のビジネスの仕組みに自分を組み込んだせいで、忙し過ぎてヒマがない状態をみずから作りだしてしまったのです。
ようは、みんな生活費を稼ぐために働いている状態、自由がまったく存在しない人生を歩んでいたのでした。
・・・これはなにも、友人たちをバカにしているわけではありません。
彼らは大切な仲間ですし、尊敬しています。
しかし世の中の9割の人たちが、真実を知らされず使い捨てにされる運命を、強制的に歩まされている事実がこんなにも身近にあるのかと、もどかしくて仕方ありませんでした。
現状に何の疑問も抱かず、組織のトップを儲けさせるために、自分の人生や大切な人の人生を丸ごと奪われた従業員、または経営者や自営業者たち。
たくさんの人たちの過酷な現実をかいま見た、貴重な瞬間でした。
同級生200人の中で自由なのは、僕を招待してくれた投資家の友人と僕の、たった2人だけでした。
僕らはあえて、自分たちの何の義務もない自由な暮らしを、報告しないでおきました。
なにしろ、
「一生懸命死ぬまで働くのが正義」と信じる198人の友人たちと、
「自分は働かず仕組みに稼がせる」と信じる僕ら2人では、このさき意見が交わらないと判断したからです。
ここまで読み進められる思慮深いあなたならすでにお気づきかと思いますが、世のなかには3種類の人間がいます。
それが以下↓
①ビジネスを所有する人=ビジネスオーナー。
②ビジネスを仕事にする人=ビジネスオーナー兼従業員
③ビジネスを所有する人の元で働く人=従業員
ちなみに、僕は過去に飲食店経営でビジネスを興しましたが、自分がせっせと働かなくてはお金が手に入らない状態を、みずから作ってしまいました。
つまり、ビジネスオーナー兼従業員ですね。
朝から晩まで働かなくては稼げない状態ですから、もはやビジネスオーナーといえど、当時の僕はただの従業員の延長でした。
そこで学んだのは、ビジネスとは「仕組み作り」という事実。
リアルビジネスとネットビジネスの両方で起業した経験から言わせてもらえば、
「ビジネスは仕組み作りだ」と早い段階でマインドセットしておかなければ、ジリ貧になる危険性が圧倒的に高かったです。
ここでもう一度、世のなかの3種類の人間を見てみますね。
3種類の人間とは以下でしたね?
①ビジネスを所有する人=ビジネスオーナー。
②ビジネスを仕事にする人=ビジネスオーナー兼従業員
③ビジネスを所有する人の元で働く人=従業員
さらにかみ砕きますね。
①の「ビジネスを所有する人=ビジネスオーナー」は、ビジネスをハサミやペンと同じように道具と考える。
ビジネスを所有する人はまず、集客→セールス→利益、この3段階の仕組みがうまく流れる導線を整え、その3段階を従業員にすべて任せ自分の代わりに従業員を働かせる。
ビジネスオーナーはあくまでも、ビジネスを道具と考えている。
(ビジネスオーナーはビジネスを所有すると考える)
②の「ビジネスを仕事にする人=ビジネスオーナー兼従業員」は、自分のビジネスなんだから自分が率先して働かなければならないと考える。
自分のビジネスの仕組みである、集客→セールス→利益、これら3段階すべてに自分を組み込み、自分が仕組みの歯車の一部となりそしてリーダーとなり、従業員と一緒に自分が倒れるまで働く。
ビジネスを仕事にする人は、ワンマン経営者や個人事業主に多い。
③の「ビジネスを所有する人のもとで働く人=従業員」は、周りに認められたいし褒められたいし評価されたいと考える。
要するに、他人の評価だけを気にして生きている。
ビジネスを所有する人と、ビジネスを仕事にする人を儲けさせるために毎日会社へ通勤し、自分の時間を切り売りしながら働く。
その長時間低賃金労働の対価として、わずかな分けまえ(給料)を受けとり満足する。
「社会に出たら立派な従業員になって安定しなさい」と、親や教師や周りの人間たちから強要されるのが、この社会の仕組み。
これで、僕らが生きるこの社会の本質が明らかになりました。
それと、世の中には3種類の人間がいる事実も、明確になりましたね?
ここからが重要です。
ビジネスとは自分が率先して働くことではなく、自分がそこにいなくても利益をあげ続けられるシステムを作りあげることです。
もしビジネスオーナーが率先して働くとしたら、ビジネスの仕組みづくりの間だけです。
たとえば、飛行機は離陸するときに最もエネルギーが必要ですが、大空へ飛びたち雲を突き抜け安定軌道にのせれば、エネルギーはほとんど不要です。
つまり、ビジネスオーナーが必死になるべき時期とは、ビジネスを安定軌道に乗せるまでと言えるのです。
じゃあ、ビジネスとはいったいなんのか?
ビジネスを仕事にせず従業員にもならず、ビジネスを道具のように所有する。
これがビジネスオーナーの本来の役割、いわゆる「ビジネスとは?」の答えです。
1つのビジネスの仕組みを作り上げたなら、アイディアをねるために1か月くらいまとめて海外旅行したり「今」をおもう存分に楽しめば、放っておいてもインスピレーションが降臨します。
今よりもっと収入を高めたいなら、新しいビジネスシステムを一生懸命に作りあげるのみ、です。
それが経営者、つまりビジネスオーナーの仕事です。
優秀なビジネスオーナーが現場に出ない理由は、自分が率先して働いても一向に自由になれないことを知っているからです。
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