自己投資する人にはお金が仲間を連れて戻ってくる
あなたは大根をおろしたことがあるでしょうか?
「いきなり何なの?」と言わず、ひとまず聞いてくださいね。
正しいお金の自己投資のためにも、まずはお金について知っておきましょう。
2~3分で読めると思います。
あなたは飲食店のキッチンで働く料理人です。
店長から「大量の大根おろしを作れ」と言われたので、さっそくこれからつくります。
まず持っている包丁で、大根をまっぷたつに切ります。
大根の皮を包丁でかつらむき、あるいはピーラーで皮をはぎとり大根おろし器にのせ、いざ大根おろしを大量につくります。
まえ、うしろ、まえ、うしろ、
時には回してみたりといった具合に、延々と大根をおろす作業をつづけます。
この大根をおろす作業は意外に疲れるもので、また非常に面倒な作業です。
やがてようやく大根をおろし終える頃には、妙な達成感につつまれます。
そうしてできあがった、大量の大根おろし。
気が狂ったのか、店長がとつぜん、このように言うのです。
「もういい、その大量の大根おろしを今すぐゴミ箱に捨ててくれ。」
あなたが一生懸命にそして丁寧に、時間と労力をかけて作りあげた大根おろし。
捨てろと言うほうは簡単なのですが、
捨てろと言われたほうは、たまったものではありません。
「俺(私)がせっかく時間と労力をかけておろしあげた、この大量の大根おろしを今すぐ捨てろだと!?ふざけるな!」と、そんなもったいない気持ちにさせられます。
これが、「汗水たらして働いたお金」に、異常に執着してしまう理由です。
・・・と、この例だけでは分かりませんか?
では次の例文を見てみましょう。
さきほどとおなじく、大根おろしの違うパターンです。
あなたは飲食店のキッチンで働く料理人です。
店長から「大量の大根おろしを作れ」と言われたので、さっそくこれから作ります。
目のまえに1本の真っ白な大根があります。
この大根を、あの全自動大根おろし器に放りこみます。
すると皮むきからすりおろしまで、すべて全自動で行ってくれるのです。
終わるまでヒマなので、スマホゲームでもして待ってようと思います。
どうやらゲームに夢中になっていたようで、気付けば大量の大根おろしができあがっていました。
自分は全自動大根おろし器に大根を放りこんでボタンをポンと押しただけですから、とくに達成感や高揚感はなにも感じません。
すると不思議なことに、店長から突然このように言われました。
「もういい、その大量の大根おろしを今すぐゴミ箱に捨ててくれ。」
この場合、大量の大根おろしを作るという目的達成までに自分の時間と労力をかけていないので、二つ返事でこうです。
「了解。」
これが楽して稼いだお金に価値を感じない理由です。
ここからが重要ですので、よく聞いてくださいね。
当然の話なのですが、多くの人が自分の財布から日々お金が出ていくのを執拗に恐れているのは、自分が汗水たらして一生懸命手にいれたお金だからです。
たとえば、Aさんは10年かけてようやく100万円を貯めました。
Aさんからするとこの100万円には、辛さや悔しさや達成感や愛着といったさまざまな感情がはいっています。
なぜならAさんにとってのその100万円は、これまで自分の時間を切り売りし、理不尽や苦しみにも長期間耐えぬき、ようやく手にいれた100万円だからです。
実はその100万円はただの銀行券という、人が価値を付けただけの紙キレなのにも関わらず、人間はそのただの紙キレにさえも感情移入し、まるで生き物のように大事にしてしまうのです。
だからこそほとんどの人たちが、
お金を貯めてばかりの、我慢の人生を送っているのです。
むしろ貯金が人生の目的になるからこそ、お金が減ることに恐怖を覚え、本来お金が増えるはずの正しいお金の自己投資を無意識的に避けているのです。
そこで何らかのタイミングでチャンスが自分の元へやってきたとしても、口座残高が減るのは絶対に嫌なので、短期でお金もちになれるチャンスさえもあえて見逃しているのです。
要するに、チャンスを自分で棒にふっているわけですね。
実はお金に自分の喜怒哀楽の感情をいれたり、もっているお金に勝手にストーリーをつけるのは、非常に危険です。
なぜなら、お金は束縛を嫌うからです。
それにお金は水ものですから、1か所に留めれば留めるほどに、その場から逃げようとします。
チャンスと思ったならそのチャンスを逃さず捕まえ、正しい自己投資を続けていくと、自分がなにをせずとも資産が雪だるま式に増えていくようになります。
それが、本当に正しいお金の自己投資方法、
いわゆる、あなたの財布からでていったお金が、仲間を連れてあなたの元へ帰ってくるようになる仕組みなのです。
ここで、あなたに100万円の臨時収入がはいったときをイメージしてみましょう。
ネットビジネスでは100万円や200万円が普通に飛びかう世界ですのでイメージしづらいかもしれませんが、できるだけ具体的にイメージしてみてくださいね。
◆先月はパチンコで100万円勝った。
◆競馬やボートで100万円勝った。
◆交番に届けた1000万入りのセカンドバッグの持ち主が、お礼に100万円くれた。
◆遠い親戚の遺産が100万円はいってきた。
◆旦那がバースデープレゼントに、100万円いりの封筒をくれた。
◆倉庫でほこりかぶった絵画をヤフオク出品したら、100万円で落札された。
などなど。
これらの臨時収入がはいったとき、人間心理的にまず激しく高揚します。
「やった!儲けた!」といった具合に、心が動きだすのです。
また、一般社会に生きておられる人こそ、臨時収入がはいったときにこそ、パーッとつかう性質があるようです。
これは、あぶく銭はパーッと使うべきだという価値観が、僕たちの深層心理に根付いている証拠ですね。
たとえばキャバクラやホスト、旅行に温泉、
フレンチフルコースにドンペリを合わせた豪華なディナー、
ブランドバッグにブランド時計、
新車の頭金、
自宅や車のローン支払い、
などなど。
あるいはちょっと使って、残りは貯めておくか。
ここで明らかになるのが、自己投資という選択肢が一般人にはないということ。
(もちろん僕も知りませんでした)
自分の知識と知恵に投資し、
「身につけた知識と知恵を売ってお金を稼ぐ概念」が存在しない事実。
必死で稼いだ100万円は決してつかわないのに、楽して手にいれた100万円は、なにに使うかがまっさきに浮かぶ。
お金とは、不思議な紙キレだと思いませんか?
しかし、実はお金をうまく流してあげる(正しく自己投資する)と、たしかに一時期は自分のお金が減ったように感じるわけですが、やがて自分のもとに仲間を連れてもどってくるようになるのです。
また、お金に対して必要以上に感情移入し、お金に対する感覚が重くなってしまうと、ここぞという時の判断力が鈍ります。
お金をつかいたくないという強烈な感情が、せっかくやってきた人生最大のチャンスを見えなくさせる恐れがあるのです。
たとえば、毎晩長文メールをおくりつける絶賛盲目中の彼が、彼女の密かな別れの決意に気付かないのとおなじことです。
重すぎると、大事なものを失ってしまうのです。
ですので、できればハサミやペンを使うような軽い感覚でお金をパートナーだと意識すると、現状を冷静に判断でき直感が研ぎ澄まされ、潜在意識のGOサインが聞こえるようになりビジネスチャンスに敏感になります。
つまり、正しくお金を自己投資できるようになるのです。
最後に、人間とお金の関係を整理してみましょう。
あなたが主人で、お金はあなたの兵隊です。
※お金を支配する。
お金が主人で、自分が兵隊になるのは絶対に避けたいところです。
※お金に支配されてはいけない。
お金を使っているつもりが、お金に使われているひとは、意外に多いものなのです。
また、お金はあなたの望むものを、今すぐ目のまえに持ってきてくれるパートナーです。
たかがお金のために、あなたが必死こいて働く必要はないのです。
きつい言い方になりますが、
お金のために必死に働くという考え方は、もはやただのお金の奴隷への第一歩なのです。
お互いに1度きりの貴重な人生ですから、お金の奴隷となり何者にもなれず死んでいくよりも、お金の主人となり見たこともない景色をみたり、自分の世界観や価値観を広げていきたいものです。
60才を過ぎてまでお金でウロウロしないためにも、なるべくはやくお金の正しい自己投資法くらいは、学んでおきたいところです。
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