【サラリーマン人生】サラリーマン人生ほど退屈なものはない

 

サラリーマン人生を75秒で解説します

 

会社から渡されたバケツを持って、死ぬまで通勤する人生。

 

 

朝早くから、水をくみに井戸へ通いつづける人生。

 

 

ボスから渡された穴のあいたバケツは水漏れがひどく、帰宅したらいちもくさんに、自宅の貯水タンクへ放りこむ。

 

 

今日も水をくむこと自体に疲れ果て、コンビニ弁当にかぶりつき風呂はいって寝る。

 

 

翌日、昨日と同じような服を着ていつものバケツを背負い、昨日とおなじ道順で井戸へ向かい、せっせと水をくみはじめる。

 

 

今日はとくに疲れたので、牛丼屋で夕飯をすませ家路につく。

 

 

「こんな日は好きな海外ドラマでも見ながら癒されよう」とDVDを再生するが、気付いたら寝てしまっていて、いつの間にか朝になっていた。

 

 

翌日、いつもとおなじ服を着て穴の空いたバケツを持って・・・

 

 

 

 

 

 

1か月後、自宅の貯水タンクを見ると、水などほとんど残っていない。

 

 

なにしろ、バケツを持って井戸へかよい自宅にもち帰る行為だけで、水をすべて使いきってしまうから。

 

 

・・・もはや貯水など出来やしない。

 

 

でも井戸の場所は1か所しか知らないから、仕方なく今日もまた穴のあいたバケツを背負い、せっせと井戸で水をくみ自宅へもち帰る。

 

 

そんなある日、井戸にいた水汲みのベテランから、こんな言葉を投げかけられる。

 

 

「みんなもそうしてる。お前だけじゃない。これがサラリーマン人生だ。」

 

 

妙に納得した自分がそこにいて、日常の慣れの果てに、常識というウソに染めあげられていく。

 

 

やがて、魂と人格を抜きとられた人間がひとり、またひとりと量産されてゆく。

 

 

これが、世の中の100人中99人が歩んでいる、サラリーマン人生です。

 

 

たった1度きりの貴重な人生や、大切な家族との時間のすべてを、会社に捧げるサラリーマン人生。

 

 

まるでエサを待つ家畜のように、たかが1か月をようやく食いつなげる程度の、わずかばかりの給料をあてにするサラリーマン人生。

 

 

ここで、サラリーマン人生を卒業して独立起業した場合に、どんな人生が待っているかをみてみます。

 

サラリーマン人生をやめた場合

 

 

自宅に水道を作って好きなときに水が飲める人生

 

 

目が覚めても目が覚めても、なんの義務もない日々。

 

 

「さあ、今日は何をして遊ぼうか?ここから徒歩5分の海辺にデッキチェアでも持ちこんで優雅に読書でもしようか?
ランチは仲間を呼んで海辺でバーベキューにしよう。子供たちが喜ぶはずだ」

 

 

砂浜でボーっと海を眺めていると、ふとちょっと前まで穴のあいたバケツを背負い、来る日も来る日も井戸へかよっていたころを思いだす。

 

 

「あのころは毎日おなじことの繰りかえしが退屈で仕方なかった。ぜんぶ捨てて逃げだしたかった。」

 

 

そんなころ、自宅の床下をせっせと掘ってみたら、なんと湧水に当たってしまい、自宅に水道を作ることにした。

 

 

井戸へはあれから1度も行っていないし、今さら行こうとも思わない。

 

 

なにしろ、キッチンの蛇口をひねれば、水など無限に確保できるから。

 

 

自宅の貯水タンクは、寝ていても遊んでいても常に満タンの状態。

 

 

タンクから溢れたぶんをなにに使おうかと、苦労しているほど。

 

 

今では1日の始まりにいつも、グラス1杯の水を飲むことにしている。

 

 

当時、会社のボスから渡された穴のあいたバケツなど、とうの昔に捨てた。

 

 

今の自分には不要だから。
自分がボスになったのだから。

 

思い立った時にスタートが切れない人は、
一生スタートできない人です
島田紳助

 

 

PS.

 

 

サラリーマン人生を生きている方を、バカにしているわけでは決してありません。

 

 

むしろ誰かのために、あるいは何かのために必死にサラリーマン人生を続けておられるかたを、とても尊敬しています。

 

 

朝起きて満員電車で通勤して働いてランチして、また働いてすっかり陽が落ちたころに家に帰る。

 

 

この過酷なスケジュールを40年以上もつづけるのは、精神力が並レベルの人間では到底むりな話です。

 

 

僕みたく社会不適合な性格ならサラリーマン生活など、ほんの3日で逃げだしていると思います。
(実際にサラリーマン人生から全力で逃げだしましたが。)

 

 

それでもなんらかの目標を達成するためだったり、誰かを守るためにサラリーマン人生を続けるかたは、精神力が突きぬけているのだと思います。

 

 

しかし現状になんの疑問も抱かず、サラリーマン人生をダラダラと続けているだけのかたとは、意見が合わないかもしれません。

 

 

1か月をようやく食いつなげる程度のわずかな給料をもらいながら、ただただ上司や部下や社会への文句を垂れながし、惰性でサラリーマン人生を続けている。

 

 

本当は人生を変えられない自分に腹がたっているのに、その怒りを職場や社会や政治や周りやネットに、丸めてぶつけて発散する。

 

 

そうしてやがて、何者にもなれず死んでいく。

 

 

そんなの悲しすぎると思いませんか?

 

 

学校教育や社会でまさに今もおこなわれている、1億総社畜化計画に脳みそのすみずみまで汚染されないよう、現状に疑問を抱いてみるのも時にはいいかもしれません。

 

 

本人がどのように生きていきたいかをハッキリと意思表示しなければ、他者に人生のすべてを決められてしまいます。

 

 

自分の人生の運転席なのに、他者にハンドルを奪われてしまいます。

 

 

惰性によるサラリーマン人生が悪いとは言いませんが、小さな国の小さな町の小さな会社の中だけが全世界ではないのかもしれません。

 

 

もしかすると世界はもっともっと大きくて、もっと豊かでもっと幸せでもっと自由に生きてもいいのかもしれません。

 

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