先日、夜の仕事をやっていた時(ホストクラブ)の同期の友人と、6年ぶりに会って新宿歌舞伎町で飲んできました。
※現在は沖縄在住、僕が東京にいたころの話です。
当時はホストとしてまったく売れなかった彼ですが、いつからかコツを掴んだらしく最高月収が600万円を超えた月もあって、一気に稼いで今は仕事をやめて世界を旅しまくっているとのこと。
ところで、公務員やサラリーマンといった安定した職業を選んで月収30万円ほどで生活されているひとたちとくらべると、ホストの世界はアングラなイメージがあると思います。
それと同じように、ラップトップ1枚で月100万円以上を稼ぎだす僕たちもアンダーグランド的なイメージがあると思います。
でも僕らが生きるこの社会は、お金があればより楽しめるようにできています。
違ういいかたをすると、僕らがいきるこの社会はお金がなければ楽しめないようにできているのですね。
たしかに安定した職業に就いて、1か月をようやく食いつなげる程度の給料で一生我慢できるなら、公務員やサラリーマンという職業は金銭的にも精神的にも安定すると思います。
しかし、「安定した職業に就くと月収30万円ほどの景色しか見れない」といった意味では、安定した職業が良いのか悪いのかはわかりませんね。
稼いだお金をどう使おうが個人の自由ですから、安定した職業を選ぶのもそのひとの人生です。
ただ、一気に稼いで引退する方法があるという事実も知っておいて損はないとおもいます。
一般的に日本のサラリーマンの月収はだいたい30~40万円です。
月に30万円ほどの給料があれば、安定した暮らしと社会的信用は手にはいります。
それにサラリーマンという安定した職業に就くと銀行からお金も借りやすくなるので、家や車を30年強のローンを組んで購入することもできますよね?
つまり未来の自分からお金をまえ借りするという形で、4000~5000万円くらいまでを今すぐ手に入れることができるということです。
ただし、30年以上もおなじ場所に留まって会社のために尽くすという条件のもとで、初めて未来の自分から大金を前借りできるようになるのです。
でも毎月10万円以上のローンをすべて払いおえるころにはすでに、65歳のおじいさんになっているでしょうね。
「年寄りになったら好きなことをして生きる」と決意したとしても、体力的な問題やその後の余生を考えると、金銭的にも体力的にもできることは限られてくると思います。
65才になってやれることといえば、たとえばゲートボールだったり、盆栽だったり、散歩だったりと、そのくらいではないでしょうか?
安定した職業に就いて一生働くのか?
一気に稼いでさっさと引退するのか?
ひとつだけ確かなのは、「みんなそうしてるから」という理由で1度きりの人生を決めるのはもったいないということ。
考えかたはひとそれぞれですが、色んな世界を見て刺激をうけて好きなことをして生きていくと本気で決意するなら、年寄りになるのを待つよりも若いほうが断然有利なのは考えなくてもわかります。
ここでいう「若いほうが有利」というのは、体力と気力と時間の意味で有利だということですね。
それに安定した職業に就くと、まわりに同じような価値観を持った人たちであふれます。
まわりがみんな安定した職業に就いて似たような人生を歩んでいるわけですから、『自分の人生はこのままでいいのだろうか?』などの不安や疑問を感じることはないでしょう。
「みんなそうしてるから私もそうする!」という理由で人生を決めると、集団に認められたような気がして、安心して生きていくことができると思います。
しかし、それはあなたが本当に生きたかった人生なのでしょうか?
本来なら、豊かで自由ですきなことだけやって生きていくほうが、楽しいに決まっているんです。
あなたにハッキリとお伝えしておきますが、僕はなにも公務員やサラリーマンといった安定した職業に就いておられるかたがダメだと言っているわけでは決してありません。
やりたいことを我慢して会社に忠誠をつくすといった時代ではない事実を今日、あなたに知ってもらいたいだけなんです。
たとえばもし、「安定した職業ってほんとに退屈だ!」と現在あなたが感じていて、あなたがぼんやりとでも脱サラを目指しているとします。
「いつかこんな仕事やめてやる!いつか自由になるんだ!」と考えているとします。
そこで一念発起し、家族や友人や同僚に「私は起業して脱サラする!そしてやりたい事をやる!」宣言したとしても、周りにいる人たちは決まってこうアドバイスをくれると思います。
このように、世間一般的な意見を武器に、あなたの自由への道をあきらめさせてくれるはずです。
なぜならその人たちは、自分の人生を変えることができなかったからです。
そのような人たちを、バスケのマジックジョンソンは以下のように話しています。
多くの人が、僕にも君にも「無理だよ」と言った。
彼らは、君に成功してほしくないんだ。
なぜなら、彼らは成功出来なかったから。
途中で諦めてしまったから。
だから君にもその夢を諦めてほしいんだ。
不幸なひとは、不幸な人を友達にしたいんだ。
決して諦めては駄目だ
マジックジョンソン
ちなみにですが、僕はどちらかというと、一生働くよりも一気に稼いで引退したいタイプです。
これまで色んな職業を経験しましたし、失敗もたくさんしてきました。
そもそも学歴もありませんから、安定した職業に就く(サラリーマンになる)ということが不可能だったと言ったほうが正しいのかもしれませんね。
安定した職業に就いて一生働くか?
一気に稼いで引退するか?
あなたはどちらでしょうか?
PS.
自分の進むみちが分からなくなったとき、多くのひとは過去の経験をものさしにして未来を決めるようです。
過去の経験とは、これまでやったことがある職種やもっている資格、それに今までの経験ですね。
つまり、今まで続けてきたことを捨てるのがもったいないと考えてしまうわけです。
【自分にはこれしかない!】という縛りを、みずからに設けてしまうのですね。
これでは、人生に迷ったときに、「自分がどう生きていきたかったのか?」の判断に迷ってしまいます。
ではいったいどうすればいいのかというと、自分はこの先どのように生きていきたいのかを自答するのが、結果的に正しい判断ができると思います。
「安定した職業に就いて生活できる収入が安定的にはいってくる暮らしが性に合う」のなら、安定した職業に就くのが向いているということですね。
「仕事は自由に生きるための手段だ」と割りきって、生活を豊かにして色んな世界を見たいと考えるなら、一気に稼いで引退するのが向いているということです。
安定した職業について長期ローンを組まされ、会社や同じ場所に死ぬまで縛りつけられる人生もひとつの生きかたです。
ただ、現代は自分の力でお金を稼ぐという選択も残されている事実をしっておくと、人生の選択肢は拡大していくのかもしれません。
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