気が弱い自分が本当に嫌いだったから、強くなりたかった。
タトゥーは見せびらかす為に入れたんじゃなくて、何かに逃げたくなったり後戻りしたくなった時、支えてくれるものが欲しかった。
それがタトゥーで、音楽で生きていこうという自分自身への誓いを立てるために入れた。
EXILE ATSUSH
周りにはわりとタトゥーを入れている友人が多いのですが、「温泉旅行が大好き」という理由で10代、20代とタトゥーは敬遠してきました。
しかし30代半ばになり、「あるきっかけ」によりタトゥーを入れることにしたのでした。
というのも、ノートパソコン1枚あれば世界中どこにいても仕事ができるので、先日家族を連れて東京から沖縄へ移住したんですね。
南の島は陽射しが強烈でとにかく暑いので、その結果だいすきな温泉にいく機会がなくなってしまったわけです。
それにここ沖縄はアメリカ文化が深く根づいていて、そのアメリカ人のタトゥー文化につい影響されてしまったわけです。
まあ、南国に引っ越してすぐに妻が二人目の妊娠したこともあり、人生への覚悟や決意も含めたうえで刺青を彫ることにしたのでした。
というわけでタトゥーの痛みを体験してきたので、赤裸々につづりたいと思います。
入れたい絵が思い浮かばないなら
今は入れる時期じゃない
あなたは今タトゥーを入れるか迷っているはずですので、まずはどんな流れで進んでいくのかをお話してみますね。
実際にタトゥーが完成するまでの流れが以下です。
①入れたい絵を決める。
②タトゥーショップに電話orメールして打ち合わせ日を決める。
③タトゥーショップに行き絵の具体的な打ち合わせ&値段や日数、彫る日を予約。
④予約当日にショップへ向かい、いざ施術。
⑤タトゥーを乾燥させないよう丁寧にアフターケア→完成!
タトゥーはファッションとして楽しむのもありですし、意味をこめてタトゥーを入れるのもありですね。
タトゥーを彫る際の痛みがまた、タトゥーの価値を高めてくれるのだと個人的には考えています。
ちなみに僕はサラリーマンじゃなく自分で事業をやっているので、商売繁盛や金運や運気上昇が重要でした。
ですから、どんなタトゥーを入れるかはすでに決まっていました。
龍魚、いわゆる和彫りの化け鯉ですね。
中国の黄河の上流にある竜門と呼ばれる滝を、鯉だけが登り切る事ができた。登り切った鯉は龍になった。
龍魚は鯉が龍になる過程なので、からだが鯉で頭が龍なのですね。
運気上昇や金運、それに立身出世など、鯉や龍のタトゥーは非常に縁起がいいようですね。
ちょっとくさくなりますが、個人的には人生は成長の連続だと考えていて、完成形の龍を入れてしまうと成長が止まる気がしました。
ですからいつまでも成長を忘れないという意味をこめて、鯉から龍への成長過程である龍魚を彫ることにしたんですね。
痛いか痛くないかと聞かれれば、タトゥーは痛いです 笑。
でも我慢できない痛みではありませんでした。
(僕の場合、全身から汗がふき出てましたが。)
ネットには痛い部位や痛くない部位があると書かれていますが、参考程度にとどめておいた方がよさそうです。
ちなみに彫り師の先生はこのように言っていました。
「痛くないと言われる部位を彫ってるのに激痛に悶絶する人もいるが、彫っている最中に優雅に寝てる人もいる。痛みは個人差だと思う。」
刺青を実際に体験してみて、「確かに痛みは個人差かもしれない」と思いましたね。
ここで筋彫り、ぼかし、つぶしの痛みの違いについて、体験をもとにお話してみようと思います。
まず筋彫りですね。
筋彫りは刃がザクザクのカッターで、何度も何度も切りきざまれるような痛みでした。
次にぼかし。
ぼかしは痛くなかったです。痛いというよりも個人的に気持ち良いと感じる痛みでした。先が丸く堅いバネで強くグリグリやられる感じです。
最後につぶし。
つぶしは言葉の通り皮膚(うろこなど)を色で塗りつぶす行為です。
すり傷を粗めのサンドペーパーで何度もこすられる痛みです。
正直なところ、つぶしが一番痛かったですね。
ここまで長文を読み進められる思慮深いあなたなら、もうお分かりだと思います。
タトゥーは痛いです(笑)。
ただし、この痛みに価値を感じてタトゥーを彫る人が多いのだと思います。
痛みを乗り越えたあとは、タトゥーという芸術が身体に刻みこまれます。
その人の考えかた次第ですが、痛みを乗りこえ手にいれたそのタトゥーが生涯にわたりあなたを支え続けてくれるような、そんな付き合いができるといいですね。
タトゥーを彫る人の心理は十人十色です。
それにその人が彫るタトゥーにはさまざまな意味が込められているはずです。
決意、覚悟、弱い自分を奮い立たせるため、ファッション、若気のいたり、恋は盲目により彫った恋人の名前、などなど。
しかし日本人はとくにタトゥーを毛嫌いするようですが、実は日本人がタトゥーを嫌うのには理由があったんです。
もともと刺青は罪人や囚人が彫られるものとして、昔から僕ら日本人に認識されてきました。
それゆえに、刺青を入れている人の印象が悪いのは当然なのかもしれません。
ちなみにアメリカ軍人などがタトゥーを入れるのは、単なる個体識別のため。
日本の過去の歴史をたどればきりがありませんが、時代はつねに進むものです。
いつまでも過去にとらわれていたら今じゃなく、それこそ過去に生きることになります。
過去に縛られて下を向いて生きるよりも、どうせなら今を楽しみながらステキな未来を作っていきたいですよね?
タトゥーの意味合いとしては、少なくとも僕は芸術だと思っています。
絵画や音楽や文章などと同じで、もはやアートです。
しかしタトゥーが嫌いな人もいれば、タトゥーが好きな人もいる。
価値観が多様化したこんな時代ですから、もうそれでいいじゃないですか?
タトゥーが嫌いなひとに限って、タトゥーをああでもないこうでもないなどと理屈をならべタトゥーファンを批判します。
そもそもの話、タトゥーが嫌いならその世界を見なければいいのです。
不快なものは出来るだけ見ない。
解決策として非常にシンプルですね。
現代はなんにでもケチをつけたがるセコい人間が存在しますが、そんなヒマ人なんて相手にするだけ時間のむだですよ。
あなたは、あなたらしくいれば大丈夫です。
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最後にアメリカ人の友人が僕に教えてくれた、タトゥーの痛みのこらえかたを共有させてください。
「酒に酔った勢いでタトゥー彫ると出血多量と痛みで悶絶する。気をつけろ」、だそうです。
タトゥーは確かに痛いですが、実際に彫ってみると思っていたほど痛くないと思えるはずです。
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