香港に8泊もひとり旅すると、いよいよやることもなくなってきます。
ホテルのモーニングビュッフェでいつもより濃いめのモーニングコーヒーを飲んでいたら、予定していた日を待たず衝動的にマカオへいきたくなりました。
九龍方面でホテルをとっているならわざわざ香港島へわたりフェリーでマカオ入国する必要はなく、マカオへは日本版銀座チムサーチョイ(尖沙咀)から直接行けます。
パスポートと入国カードの控え、それに一眼レフをバックパックにつめこみ、ペニンシュラ香港から徒歩10分ていどのフェリーターミナルまでゆっくりと歩きます。
GUCCI(グッチ)のド派手な金箔看板がかかげられたビルを過ぎるとやがて中港城(チャイナ香港シティ)というビル。
その2階にチャイナフェリーターミナルがあるのでそこからマカオまで約60分間船に揺られ入国します。
パスポートを忘れると船でマカオ入りできないので要注意ですね。
このゲートで日本国パスポートを見せつけ、フェリー乗り場へと急ぎます↓
香港市内はどこにいっても人が多い↓
まるで飛行機のような内装↓
フェリー内ではとくにやることもないので愛用のキンドル(電子書籍機器)を開き、
お金がたくさん入ってくる本を読んでいたらあっというまにマカオに着いていました。
この真っ赤なターボジェットに乗ってマカオまでやってきました↓
マカオフェリーターミナル出口をでてひとまずセナド広場へ向かえばなんとかなりそうだったので、タクシーに乗り込みます↓
香港はイギリス統治。
マカオはポルトガル統治だったそうで、香港市内とは雰囲気がまた違います↓
運転スマホするオジさん。日本では考えられない↓
セナド広場近くまで来るとタクシー運転手のおじさんが、いきなり煽りたてるような中国語で攻めたててきました。
そこで香港ドルをそっと渡すとおとなしくなりました。
どうやらセナド広場とは違う場所でおろされたようです↓
マカオでは手持ちのポケットWi-Fiが圏外なので、僕のスマホがネット接続できません。
それでもお腹がすくので、街を散策することにしました↓
ザ・アジアといった景観↓
バナナやオレンジ、それにイチゴやキュウイなど豊富なくだものが店さきに置かれています↓
たくましく、そしてささやかに商売を頑張るひとたち。どの国のひとたちも生きることに貪欲です。
・・・と、フラフラと歩いていると、いつのまにかセナド広場へ着いていました↓
ヨーロッパ調の街並みにアジア系の顔がズラリ。
妙な光景です↓
チャイニーズの観光団体がチャイニーズマネーを武器に、なだれ込むようにマカオのここ、セナド広場へ集まります。
目的は世界文化遺産めぐりか?
あるいはマカオカジノで一攫千金か?
このヨーロッパ調の建物は個人的に大好きです↓
セナド広場入口の噴水↓
マカオのこのセナド広場周辺は世界文化遺産が密集したエリアです。
たとえばこんな具合に↓
アジアチックなディープな建物と、ポルトガル調の建物がうまく融合しています↓
とても不思議な光景です↓
普段から平日昼間に行動しひとごみを避けるように暮らしているので、人の群れに酔ってしまいそうです↓
日本では感じられない熱気、それに活気。
大勢の人々があつまる場所には大きなお金が動いています↓
どこかの国の誰かが住んでいるアパート。
ここはマカオ↓
女子旅に男同士の旅、仲よさげな男女にファミリー、それにひとり旅。
地元の人たちや旅人たちでごった返しています。
マカオのシンボルらしき文化遺産が見えてきました。
聖ポール天主堂跡↓
聖ポール天主堂跡は1600年代から約40年ほどかけて建設された、聖ポール大学跡のようです。
東洋で初の西洋式大学という歴史があるようですね↓
ちなみにですが、マカオの収入のほとんどがカジノでまかなわれています。
マカオカジノの収入は2006年にラスベガスを超え世界1になったとのこと。
そんなマカオも1本路地へはいれば暮らしのリアル↓
これまた路地を1本でたならこの光景↓
聖ポール天主堂跡をしたから見上げてみます↓
日本語表記でマカオの歴史をじっくりとなぞることができます↓
聖ポール天主堂跡から見下ろすとこう↓
そのへんでマカオ風おでんのようなものを仕入れました↓
中華風ピリから肉だんごといった感じ↓
PS.
実はこのあとカジノへいくつもりだったのですが、この聖ポール天主堂跡をみた瞬間に気持ちが一気にさめてしまいました。
気持ちがさめたというのは、マカオを観光する気が1ミリもなくなってしまったんです。
原因は自分でもわかりません。
そこでセナド広場からそそくさとタクシーを捕まえ、金髪タトゥーの若い運転手へ香港$40と妥当なチップをわたしてさっきついたばかりのフェリー乗り場へ向かい船に飛びのり香港市内へとかえりました。
わざわざパスポートもってフェリー乗り場へ向かい、入国審査をすませ、約60分間船にゆられてようやくたどり着いたマカオ。
それなのにマカオ滞在時間は、わずか1時間15分。
しかし、ひとり旅だとこのように小回りが効くので非常にラクです。
気持ちの揺れにまかせて気ままに行動できますし、それでいて誰にも文句も言われません。
自分のペースで歩き、その時の気分で食べたいものを食べ、見たい場所を飽きるまで眺め、気がすんだらまた次の目的地へとむかう。
ひとり旅の醍醐味はやはり「自由」です。
もし誰かと一緒ならそうはいきませんものね。
もしかすると「ひとり旅ってさびしくないの?」と思われたかもしれませんが、確かに大勢での旅のほうがワイワイとにぎやかで楽しいと思います。
ただ、ひとり旅は必然的に自分と向きあったり、自分の思考や行動を客観的に見ることになるので、大勢とはまたちがった楽しみやワクワク、それに普段出逢えない人と知りあう可能性が圧倒的に高いです。
毎回が決断の連続なので疲れるときもあるかもしれませんが、判断力や決断力をたかめる意味ではひとり旅は効果的ではないかとおもいます。
ちなみに個人的には過去の人間関係に執拗にすがりついたり過去の人間関係に依存するよりも、新しい出会いを楽しみたいですし出会いから学びたいと考えています。
その意味では大勢の旅だとどうしても内輪(身内だけ)になってしまい、視野や価値観や経験値が拡大しないように感じます。
たまたまかもしれませんが、今回の香港ひとり旅では不動産投資家やネットビジネスマンなど、稼ぎながらひとり旅している30代や40代の方とのひょんな出会いもありました。
異国のちょっと高級そうなバーにでもフラリと入ってみるとビジネスにつながる出会いもあるかもしれませんし、↓
バーテンさんから思わぬ情報を仕入れられるかもしれません↓
タリスカー(スコッチウィスキー)。
シングルストレート1杯4500円↓
「香りを広げるといいですよ」と、グレンフィディックの水をストローで1滴ずつたらすのを奨められました↓
ほどよく高まってきたのでお店のタリスカー、ぜんぶ出してもらい制覇してみました↓
本当のところ、タリスカーは10年しか飲んだことがありませんでしたからバーテンさんのおかげでさらにタリスカーのファンになりました。
スコットランドのタリスカー蒸留所への興味が高まってきました。
マッカランに似た甘めのウィスキーも↓
香港ひとり旅の最後は日本食と獺祭の4合瓶でしめます↓
香港に次くることがあれば妻とふたりきりで訪れてみたいです↓