全国を旅しながらリゾートバイトで生活する女性

 

先日、友人たちが沖縄に遊びに来たので、ダイビングに行きました。

 

 

とはいえ僕らはまだまだダイビング初心者なので、インストラクターに付いてもらい沖縄の海へ繰りだすことにしたのでした。

 

 

そのインストラクターが、全国を旅しながらリゾートバイトで生活する女性。

 

 

一瞬で意気投合です。
ちなみに彼女は28才。

 

 

そんな彼女は高校卒業の時点で、以下のように考えたそうです。

 

 

『どうせ就職したって先の知れた未来が待ってる。だったらリゾートバイトで稼ぎながら全国を旅したい!広い世界を見たい!』

 

 

彼女のその思考は現実化し、北海道から沖縄までリゾートバイトを繰りかえしながら、気付けば10年がたっていたとのことでした。

 

ある時は北海道の野菜農家に住みこみで働いたり、またある時は新潟のスキー場で泊まりこみで働いたり。

 

 

気付けば沖縄に流れついたようです。

 

 

しかし沖縄は想像以上に賃金が低く、働いても働いてもお金が貯まらず、ついには沖縄から出られなくなったとのこと。

 

 

話のネタとしては面白いのですが、わりと深刻ですよね、これ。

 

 

出られないんです、沖縄から。
賃金が低すぎて。

 

 

でもその状況を満面の笑みで楽しそうに話す彼女の姿に、今の生きかたに満足しているのだなと感じました。

 

 

もしかすると大好きな場所を見つけたからこそ、沖縄から出られなくなったことが1つの場所への定住のきっかけになったのかもしれません。

 

 

彼女いわく、沖縄で出逢った彼とそのうち結婚するとのことでした。

 

 

色んな人がいるものですね。
それでいいんだと思います。

 

 

『手遅れになるまえにやりたいことを今すぐやるんだ!』と、直感で動いてもいいんです。

 

 

むしろ人生のほとんどをやりたくもない仕事に費やす我慢だらけの人生よりも、彼女はよっぽど充実しています。

 

 

小さな国の小さな町の、小さな会社の中の小さな部署の中のいち従業員として、小さな世界のなかで終える人生よりも手にするものは大きかったはずです。

 

 

それに1か月を食いつなげる程度の給料のためにやりたいことも大好きな趣味も、大切な人との時間も何もかもを犠牲にし、会社に尽くし死んでいくなんて悲しすぎます。

 

 

住む場所は会社のそばに限定され、

 

起床時間も就寝時間も会社に徹底的に管理され、

 

職場以外の人間関係がほとんどなく、

 

1か月をようやく食いつなげる給料の範囲内で暮らしていく。

 

 

そんな状態で、
『もっともっと会社に尽くせ』なんて、そんなもの誰だって無理に決まっています。

 

 

でもお金の奴隷でいる限りは、

 

お金のために働き、

 

お金のせいで苦しみ、

 

お金に人生を支配されてしまうのです。

 

 

そんな先の知れた未来だと誰もが分かっているはずなのに、ほとんどの人たちは「老後は年金生活で悠々自適」というおなじ目的に向かい、今日もせっせと会社へ通います。

 

(老後に年金がもらえるかどうかも不明なのに)

 

 

時間や若さや思い出づくり、それに気力や体力といった、
お金で買えない貴重なモノを、お金のために毎日捨てながら生きている。

 

 

そうしてただ、年齢を重ねていくだけ。

 

 

考えてもみてください。

 

 

一般的な生きかたや常識と呼ばれるものは、明らかに矛盾してますよね?

 

 

でも残念なことに、そんなおかしな話がこの国ではまかり通るんですよ。

 

 

というよりもほとんどの人たちが周りの圧力にどうすることもできず、ガンジガラメにならざるを得ないのです。

 

 

たとえば僕のように自由を追いかけまわす人間はまず社会から弾かれますし、どこの誰かもわからない匿名の人間から妬みや嫉妬を遠まわしに投げかけられることもあります。

 

 

一概には言えませんが、そんなネッチョリとしたこの人間社会を、仏陀は以下のように説きました。

 

沈黙している者も非難され、
多く語る者も非難され、
少し語る者も非難される。
つまり、世に非難されない者はいない。
仏陀

 

 

ちなみに都会に住んでいたころは、平日昼間に家族でフラフラと遊んでいると、不思議な目で見られることもありました。

 

 

「平日昼間からフラフラして、もしかしてフリーターかしら?アハハ」といった具合に。

 

 

自由が罪であるはずがないのに。
実はほとんどの人たちが自由を求めているはずなのに。

 

 

この国に根づいた同調性の圧力は尋常ではありません。

 

 

 

 

能力も生きかたも給料も何もかもみんな同じじゃないと袋叩きなんて、それこそおかしな話だと思いませんか?

 

 

『日本人はこうであるべきだ!』という、たった1本しか存在しない価値観や常識以外に、沖縄には生きかたや考えかたがたくさんあるので正直ラクです。

 

 

沖縄に住む人たちはみな、「自分らしさ」という、人生でもっとも大切な価値観を深い部分で知りつくしていると感じます。

 

 

1つの場所にさまざまな国の文化や風習が混ざりあうことで、お互いに認めあいながらも受けいれ、ともに成長できるからなのかもしれません。

 

 

『こうでなければならない!』という見えない鎖に考えかたを支配されると、人生が退屈になるのは当然の話なんですね。

 

 

冒頭でお話したダイビングインストラクターの彼女は、
『学業を終えたら就職しなければならない』という同調性の圧力をみずからはねのけました。

 

 

たった1度の人生ですから、さきの知れた未来にわざわざ飛びこむ必要はないのです。

 

 

『こうでなければならない!』でなく、
『こんな生き方のほうが楽しそうじゃないか?』とワクワクを追いつづけることこそが、人生でもっとも重要ではないかと思います。

 

 

僕たちは人間ですから、理不尽な我慢よりも純粋なワクワクのほうが、きっと楽しいはずなんです。

 

 

僕らは機械ではありませんから、我慢しすぎるとやがて壊れます。

 

 

心身ともに活き活きと、心の奥底からエネルギーがみなぎってくる瞬間というのはやはり、理不尽な我慢じゃなく純粋なワクワクからやってくるのかもしれません。

 

 

PS.

 

 

目が覚めたら、絶対にピザを食べなければならない気がしたので、奥さんとランチへ。

 

店内↓

 

沖縄県北谷町 ピッツァ&イタリアンバー COBY

 

平日の静けさがまたいいです。

 

インテリアも南国風↓

 

 

 

オーダーのたびに、わざわざこの窯で焼き上げてくれます↓

 

 

ピザは焼きたてが1番ですね。
宅配ピザなど、もはやボッタクリにしか思えません。

 

マルゲリータ↓

 

 

モッツァレラチーズたっぷりにフレッシュバジル。
ひとりでもペロリといける軽さです。

 

ハワイアン↓

 

 

ベーコンに玉ねぎ、トマトソースにたっぷりチーズ。
そこにパインの甘さがよく合います。

 

 

フレッシュトマトとクリームチーズ↓

 

 

 

・・・だいぶ苦しくなってきました。。。

 

 

 

 

北谷(ちゃたん)町の美浜、砂辺、宮城、港エリアのカフェはかなりレベルが高いです。

 

 

 

 

飲食業界は労働のわりに利益が極端に少なく、何かと苦労が多い業種ですが感動させてもらえるお店には何度も通ってしまいます。

 

食べたり飲んだりが好きです。

 

 

 

まだいきます。

 

きのことベーコンのホワイトソース↓

 

 

メキシカン↓

 

 

ハラペーニョにぺパロ二、玉ねぎにチーズたっぷり。

 

さすがに苦しいです。。。
壁でも見て気持ちと胃を落ち着かせます↓

 

 

 

最後にキャラメルショコラのデザートピザ↓

 

 

バニラアイスにブラウニー。それにキャラメルソース。

 

ワインが豊富で、昼と違って夜は単品メニューがたくさんありました。
今度は夜に来てみたいと思います。

 

 

 

もうしばらくピザは、いいです。

 

 


 

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