悩まないためのシンプルな思考法
僕たちは機械じゃなく人間ですから、生きていくなかで悩みや苦しみはつきものです。
でも悩みや苦しみなんて辛いだけですから、できればなんとか逃れたいものです。
そこで多くの人は悩みを解決するために、テレビやネットや新聞や雑誌などの外部から情報収集するパターンがほとんどです。
・・・と、そもそも人間の悩みというものは、だいたい以下11個にわけられますね。
①仕事の悩み
②家庭の悩み
③恋愛や結婚の悩み
④夫婦関係の悩み
⑤人間関係の悩み
⑥育児の悩み
⑦孤独の悩み
⑧お金の悩み
⑨欲求や癖や心の悩み
⑩生きかたや人生への悩み
⑪将来の悩み
先ほどもお伝えしましたが、ほとんどの人たちはこれらの悩みを解決する方法を、テレビやネットなどの無数の情報のなかから探すわけですね。
必要であれば悩みを解決してくれる’’何か’’を買ったりと、悩み解決法はひとそれぞれです。
でも考えてみてください。
実は僕たちがかかえる悩みは、世間が意図的につくりだした人工的な悩みだったりする場合があるのです。
結論から言うと、僕たち人間の悩みはメディアによって意図的に作られます。
たとえば、テレビCMや街角の広告やネット広告がわかりやすいですね。
「そこのあなた、体系で悩んでいませんか?」
「あの人気女優も使ってる化粧品!」
「老後資金の準備はできてますか?」
こんな具合ですね。
そうして人工的に作られた悩みの解決策(商品)を提示して利益をあげる。
それが、この世のカラクリです。
つまり「メディア」が意図的に悩みをつくりだし、その「メディア」が大衆へ悩み解決法を提示し、利益をあげる。
まさにヤラセ。
でも実は僕たちが生きるこの社会の仕組み、いわゆる現実とはそんなものです。
メディアのヤラセや政治の出来レースなんて今に始まったことではありませんし、今さら驚くひとはいないと思います。
ここからが重要なのですが、
以下の一般常識とされる人生もヤラセと言えるのかもしれません。
・イイ成績をとり
・イイ学校に入学する。
・イイ会社に就職して、
・40年以上働き、
・老後は年金暮らし。
これらは学校教育や教師や親が僕たちに仕込んだ、ひとつの生きかたのマニュアルです。
毎日毎日死ぬほど我慢して、身を粉にして大切な人を犠牲にしてまでも、仕事を選ぶのが正義。
日々の暮らしのなかで何かがおかしいと気付いているのに、周りは我慢こそが正義だと信じ込んでいる。
「みんなそうしてるから」という理由で、我慢人生こそが美しく、そして正しくおもえてしまう。
そんなささやかな疑問は日常の下敷きになり、今日もまた暮らしにまみれて1日が終わる。
その暮らしをあと30年も40年も、なんとなく繰りかえしていく。
それが人生なんて、悲しすぎると思いませんか?
最近はとくに超情報社会ですから、僕たちはあらゆる情報を毎分毎秒、全身に浴びてすごしています。
まるで情報のシャワーですね。
たとえば電車や街角の広告、テレビやラジオからの情報操作や思想誘導、ネットの広告誘導、ニュース、などなど。
なにげなく目にした情報が知らないあいだに僕たちの頭のなかにはいりこみ、いつからか他人の価値観に染まっていたなんてよくある話です。
本来の自分を取りもどすためにも、自分が心から満足いく人生を手にいれるためにも、
「自分がどのように生きていきたいか?」をできるだけ早いうちに明確にしておきたいところです。
僕はパソコン1枚でご飯を食べているわけですが、本格的にセールスやマーケティングを学ぶと、おのずと心理学にいきつきます。
たとえば犬を飼うためには、トイレのしつけや玉ねぎを食べさせたら体調を崩しやすいなど、犬の習性を少なからず学びますよね?
それとおなじように、商品を売るには商品を買う側の心理。
つまり月収100万円以上を稼ぎだすには、人間心理や人間の習性を学ぶ必要があるわけです。
そこであきらかになるのが、人が商品を買う心理の裏には、悩みが必ず存在しているということです。
ようは悩みを解決するために、人はなんらかの商品を買うわけですね。
たとえばブヨブヨのお腹をバキバキにしたいから腹筋ベルトを買ったり、
掃除の手間を省くためにお掃除ロボットを買ったり。
その意味でも多くの人たちは、外部(外の世界)に反応して生きているのです。
反応して生きているというのは、たとえばセレブたちのド派手な暮らしを見て、
「自分もそんな暮らしがしたい!」などと心が反応する状態のことですね。
この場合は、嫉妬の感情に心が反応しただけの話です。
今の生活を抜けだしたいという漠然とした悩みが嫉妬を生みだし、流れるままに反応するわけです。
ほかにも会社の上司や同僚や親や恋人や友人などから、嫌味や心ない言葉を浴びせられてイライラしてしまう。
これは怒りに心が反応した状態ですね。
このように僕たちは、毎瞬のように反応しながら生きているわけです。
ここからが重要なのですが、人には7つの欲求があります。
僕たちに潜むこの7つの欲求の中で1番やっかいなのが、
承認欲求です。
※7つの欲求は後で述べます。
承認欲求をおおまかに言うと、
・周りから認められたい。
・自分の意見や考えが正しいと確認したい。
・周りから羨望のまなざしで見られたい。
・周りから認められたい。
・あのひとにだけは負けたくない。
このように、実は複雑な欲求が承認欲です。
ちなみに動物のなかで承認欲求が存在するのは、人間だけのようですね。
さきほどお伝えした、「嫉妬や怒りの反応」も、実は承認欲求が関係しているのです。
このブログの読者さんは賢いかたが多いですから、ここまで読みすすめられる思慮深いあなたも、もうお分かりだと思います。
この承認欲求こそが悩みの正体なのです。
ここで人間の7つの欲求を以下に挙げます。
①生存欲(生きたい)
②睡眠欲(眠りたい)
③食欲(食べたい)
④性欲(交わりたい)
⑤怠惰欲(ラクしたい)
⑥感楽欲(音楽や絵など感覚を心地よくさせたい)
⑦承認欲(認められたい)
見て分かる通り、承認欲以外の欲求は頑張ればわりと簡単に満たすことができます。
ところが承認欲だけは、終わりがない欲求なんですね。
追いかけても追いかけても、たとえ目標達成しても決して癒せない強烈な渇き。
それが承認欲求、
つまり悩みの正体です。
悩まない、そして執拗に苦しまないためには、まず承認欲求を深く理解することが大切になってきます。
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最後にまとめますね。
人間には7つの欲求(求める心)が存在する。
欲求に突つかれ、ただ反応しているだけ。
時には欲求が満たされ喜ぶこともあるが、時には欲求を満たせない不満に悩む。
渇きと満足の繰りかえしが生きていくということ
悩みの正体が承認欲求というのは、すでにお伝えした通りです。
欲望が満たされないのは自然、その事実もお分かりいただけたはずです。
悩みの正体が明らかになったなら、もう簡単です。
悩まない方法としては、シンプルに自分の感情をつねに冷静に見ること。
そして今自分はどの感情に反応しているのかに、なるべくはやく気付くことではないかと思います。
ようするに嫉妬や妬みや怒りといったマイナスの感情にただ反応するのでなく、俯瞰(ふかん)の視点でマイナス感情を冷静に見つめるということです。
俯瞰(ふかん)の視点というのは、自分を常に斜めうえから眺めるような、そんな第3の視点のことですね。
いち早く悩みに気付けば悩む時間を短縮できますし、欲しい未来のために今やるべきことに集中できますものね。
ちなみに昔の嫌なことを思いだしてイライラしたり悲しんだりする人がいますが、それは過去の記憶にただ反応しているだけの話です。
終わったことをいくら考えても変えることができませんが、未来はいくらでも変えることができます。
今はただ理想の未来を動画が流れるくらい具体的にイメージしつつ、しっかりと前を向いて歩みを進めるのが賢い選択です。
大抵の悩みや不安は、自分の心が作りあげた、ただの妄想でしかないのです。
あるいは、世間やメディアが意図的に作りだした人工的な悩み。
いずれにしても
【将来こんな危険な事が起きるかもしれない】という今抱えている不安や悩みも、そのほとんどがまだ起きていないはずです。
まだ起きてもない事をただ妄想して、いちいち悩むのは苦しいだけですし時間と労力の無駄です。
先のことをあれこれ妄想して悩むよりも、いくつかのリスク分散を炙り出すことで気持ちがいくらか楽になるはずです。
「もし恐れることが起きたら〇〇すればいっか!」といった具合に、楽にかまえておくくらいが現代ではちょうどいいですよ。
自分で作りだした悩みや苦しみの妄想から抜けたさきにはそれこそ、外部(世の中)にも内部(自分の心)にも縛られない、自由な世界を生きることができます。
とはいえ、この社会はお金がなければ生きていけません。
そこで、心が自由になってもお金に苦しむようなら、心はその苦しみに影響されネガティブに引っぱられる可能性が高そうです。
ですので、まずはこうです。
国や会社に頼らず自由に生きていくために、
自分の力でお金を生みだす能力を身につける。
すると肉体的にも経済的にも自由になる。
そのあとに人間心理や欲望をふかく理解して、悩んだり苦しまない(反応しない)ためのトレーニングをおこなう。
すると精神的に自由になる。
肉体的自由と精神的自由が手にはいれば、おそらく悩みなど人生から消えます。
悩まない方法というのも、実はシンプルなのですね。
それにやりたいことや興味があることはとりあえずやってみてみなければ、向いてるかどうかなんてわかりません。
今はとにかくめちゃくちゃなスピードで時代が進んでいるので、何でもやったもの勝ちの時代です。
動きながら考えるくらいがちょうど良いです。
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※いつまで無料で提供できるかわからないので、興味があればお早めにどうぞ。
~あとがき~
10代や20代のころ、
『誰にも負けたくない』とか、
『人に羨望のまなざしで見られたい』とか、
『○○な暮らしがしたい』とか
そんなことばかり考えて苦しんでいたような気がします。
思い通りにいかない人生や人間関係にただ反応して気持ちが病んだり、自分より出世した友人を見て嫉妬したりと、苦しんでばかりだったような気がします。
それにお金があれば悩みがぜんぶ解決するだとか、そんな妄想に憑りつかれ、ただただ悩みに反応するだけで自分の内面と向きあうのを避けていたのかもしれません。
ほかにも高い時計やブランドを身にまとえば、なぜかステータスが上がったような気がしたりもしました。
でもその欲の先は、終わりのないマラソンのような世界でした。
いくら走っても、いくら飲んでも渇ききったモノクロの世界。
僕は別にどこぞの宗教にも所属していませんし、メンター(師匠)がいるわけでもありません。
(師匠はいつも本です)
ただもっと気持ちを楽に、もっと自由に生きていく方法はないかと模索した結果、自分を苦しめたりいつも悩んでる原因の大元は外部じゃなく自分の内部にあることを知りました。
瞬間湯沸かし器のように一瞬で湧き上がる感情にいちいち反応しないことが、もっとも賢い生き方なのかもしれないと、そう思えるようになりました。
すると、高級車や豪邸や時計やブランド品など、人が価値を決めたモノのすべてが○や×や△や□のように今ではただの記号に見えてしまいます。
早く人間になりたいです 笑。
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